[全日本ジュニア障害馬術大会2021]
8月22日（日）、全日本ジュニア障害馬術大会2021（開催地：山梨県馬術競技場／山梨県北杜市）最終日にヤング年代（16〜22歳）の日本一決定戦・ヤングライダー障害飛越選手権（標準障害飛越競技238.2.2／130cm以下）が行われ、中島双汰＆ダイワシュガー号（中島トニアシュタール）が優勝。2位に長谷川晶子＆プランス・エトワール・クリスタル号（アシェンダ乗馬学校）、3位に鶴見汐花＆稲嵐号（早稲田大学馬術部）が入った。
第1走行
出場26人馬のうち、最初のクリアラウンド（減点0で走行を終えること）は、6番の鶴見汐花＆稲嵐号（早稲田大学馬術部）。続いて、8番の松島更紗＆キャッシュキャスパー号（成田乗馬クラブ）が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ（優勝決定戦）が成立する。
その後、9番の長谷川晶子＆プランス・エトワール・クリスタル号（アシェンダ乗馬学校） 、10番の岡田華穂＆シブル号（ホースファームエルミオーレ豊田）、23番の滝澤和希＆CRNディガー号（乗馬クラブクレイン千葉富津）、24番の中島双汰＆ダイワシュガー号（中島トニアシュタール）がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル6人馬で争われることになった。
なお、予選第1戦・スピード＆ハンディネス競技を勝った井元躍登＆IMTアウダーフィン号（成田乗馬クラブ）は減点4、予選第2戦・標準障害飛越競技を勝った有田奏司郎＆シャテル・ファン・デ・ヴォルフサッカー号（京都大学馬術部）は2反抗失権に終わり、ジャンプ・オフに駒を進めることはできなかった。
ジャンプ・オフ（優勝決定戦）
迎えたジャンプ・オフでは、3番目の長谷川晶子＆プランス・エトワール・クリスタル号（アシェンダ乗馬学校）が34.09秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていた鶴見汐花＆稲嵐号（早稲田大学馬術部）、松島更紗＆キャッシュキャスパー号（成田乗馬クラブ）をかわして、首位に立つ。
4番目の岡田華穂＆シブル号（ホースファームエルミオーレ豊田）は減点4、5番目の滝澤和希＆CRNディガー号（乗馬クラブクレイン千葉富津）も2年ぶり2回目の優勝を狙って果敢な走行を見せるが、こちらも減点4でのフィニッシュとなり、長谷川には及ばない。
そして、いよいよ最終6番目の中島双汰＆ダイワシュガー号（中島トニアシュタール）がアリーナへ。大きなプレッシャーがかかる中でスタートを切った人馬だったが、一番時計の1.15秒だけ更新する33.94秒でクリアラウンド。見事にヤングライダー障害飛越選手権を制し、優勝賞金15万円を獲得した。
全日本障害馬術大会
