岡本果林&ジゴロ号(ドリームファーム)がジュニアライダー障害飛越選手権を制す/全日本ジュニア障害馬術大会2021

全日本障害馬術大会

[全日本ジュニア障害馬術大会2021]

8月22日(日)、全日本ジュニア障害馬術大会2021(開催地:山梨県馬術競技場/山梨県北杜市)最終日にジュニア年代(14〜18歳)の日本一決定戦・ジュニアライダー障害飛越選手権(標準障害飛越競技238.2.2/120cm以下)が行われ、岡本果林&ジゴロ号(ドリームファーム)が優勝。2位に紙本萌々&MR.ジーコ号(犬山乗馬クラブ)、3位に桐野紗羅&ストラティーゴ号が入った。

全日本ジュニア障害馬術大会2021 実施要項&タイムテーブル/2021年8月19日(木)〜8月22日(日)

第1走行

出場38人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、3番の鈴木爽日&ヴァーサティー号(Bell Stable)。続いて、6番の山本香澄&ディアデム・アクアマリーナ号(那須トレーニングファーム)が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、予選2位通過の瀬口竜也&オレニツイテコイ号(カシオペアライディングパーク)、3位通過の紙本萌々&MR.ジーコ号(犬山乗馬クラブ)、4位通過の中島妃香留&パーシー号(中島トニアシュタール)、予選第1戦・スピード&ハンディネス競技を勝った岡本果林&ジゴロ号(ドリームファーム)など9人馬がクリアラウンド。トータル11人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

なお、予選第2戦・標準障害飛越競技で優勝、予選第1戦・スピード&ハンディネス競技でも2位に入り、首位で選手権競技に進出していた広田大和&キャンベラZ号(那須トレーニングファーム)は2つバーを落として減点8でフィニッシュ。まさかの第1走行敗退となった。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、4番目にスタートを切った青戸彬真&ラコルZ号(鳥取県馬術連盟)が29.55秒でクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていた鈴木爽日&ヴァーサティー号(Bell Stable)をかわして、首位に立つ。

しかし、6番目の岡本果林&ジゴロ号(ドリームファーム)が26.09秒でクリアラウンド。一番時計を3秒以上も更新する快走で首位に躍り出ると、7番目の桐野紗羅&ストラティーゴ号(岡山乗馬倶楽部 )、8番目の東海 最&ホワイトキリマンジャロ号(甲南大学馬術部)も減点0で続くが、タイムは桐野が28.97秒、東海が29.58秒で一番時計を更新することはできない。

さらに、ヤングライダー障害飛越選手権を制した兄・中島双汰とのダブル優勝を狙った9番目の中島妃香留&パーシー号(中島トニアシュタール)は減点4。10番目の紙本萌々&MR.ジーコ号(犬山乗馬クラブ)はクリアラウンドをきめるが、タイムは26.62秒とわずかに届かず。そして、最終11番目の瀬口竜也&オレニツイテコイ号(カシオペアライディングパーク)はタイムで岡本を上回ったが、2落下の減点8でフィニッシュ。

以上の結果、岡本果林&ジゴロ号(ドリームファーム)が見事にジュニアライダー障害飛越選手権を初優勝を飾り、賞金10万円を獲得した。

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