[全日本ジュニア障害馬術大会2020]
9月22日、全日本ジュニア障害馬術大会2020(開催地:山梨県馬術競技場/山梨県北杜市)最終日に行われたヤング年代(16~22歳)の日本一決定戦・ヤングライダー障害飛越選手権(標準障害飛越競技 238.2.2/130cm以下)にて、上野きり&クワコート号(つま恋乗馬倶楽部)が優勝。2位には滝澤和希&CRNディガー号(乗馬クラブクレイン千葉富津)、3位には杉江俊哉&C’sファラー号(乗馬クラブクレイン東海)が入った。
ハイライト動画
第1走行
出場29人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は10番、2018年のヤングライダー障害飛越選手権を制している上野きり&クワコート号(つま恋乗馬倶楽部)、続いて15番の尾野綺乃&フェラーリ号(ホースランチKYRA)が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、17番の井元躍登&IMTデコニング号(成田乗馬クラブ)、24番の中島双汰&ダイワシュガー号(中島トニアシュタール)、25番の長谷川晶大&ラリーニョ号(那須トレーニングファーム)、26番の杉江俊哉&C’sファラー号(乗馬クラブクレイン東海)、27番の櫻井綾音&ジャンヌ号(乗馬クラブクレインオリンピックパーク)、そして29番、2019年のヤングライダー障害飛越選手権を制している滝澤和希&CRNディガー号(乗馬クラブクレイン千葉富津)がクリアラウンド。ジャンプ・オフ(優勝決定戦)は8人馬で争われることになった。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターの上野きり&クワコート号(つま恋乗馬倶楽部)が早々とクリアラウンド。いきなり36.69秒の好タイムを叩き出し、後続の人馬にプレッシャーをかける。
続く2番目の尾野綺乃&フェラーリ号(ホースランチKYRA)は減点12、3番目の井元躍登&IMTデコニング号(成田乗馬クラブ)、4番目の中島双汰&ダイワシュガー号(中島トニアシュタール)は減点4でフィニッシュ。5番目の長谷川晶大&ラリーニョ号(那須トレーニングファーム)は2反抗失権。6番目の杉江俊哉&C’sファラー号(乗馬クラブクレイン東海)はクリアラウンドするも、タイムは39.49秒で上野には届かない。
そして、7番目の櫻井綾音&ジャンヌ号(乗馬クラブクレインオリンピックパーク)は減点4、連覇に挑んだ最終8番目の滝澤和希&CRNディガー号(乗馬クラブクレイン千葉富津)は果敢に攻めてクリアラウンドをきめたが、タイムは37.49秒とわずか0.8秒だけ及ばず。
以上の結果、上野きり&クワコート号(つま恋乗馬倶楽部)が2年ぶり2度目のヤングライダー障害飛越選手権制覇をはたし、優勝賞金15万円を獲得した。