谷口真一&カムアンドフィール号(水口乗馬クラブ)が全日本障害飛越選手権初制覇/全日本障害馬術大会2023 PartⅠ

全日本障害馬術大会

[全日本障害馬術大会2023 PartⅠ]

2023年11月26日、全日本障害馬術大会2023 PartⅠ(開催地:三木ホースランドパーク/兵庫県三木市)競技最終日に行われた全日本障害飛越選手権(二回走行競技/150cm以下)にて、谷口真一&カムアンドフィール号(水口乗馬クラブ)が優勝。2位に森 裕悟&CRNヴィクトル号(乗馬クラブクレインオリンピックパーク)、3位に波里有輝&モルガナ・バンデルイスヘイデ号(YUKI HARI SPORT HORSES)が入った。

第1走行

予選を通過した20人馬が出場した第1走行では、谷口真一&カムアンドフィール号(水口乗馬クラブ)、渡辺祐香&ヴァンスカインデルズ・ダイモンド号(つま恋乗馬倶楽部)の2人馬がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)し、トップタイで第2走行へ進出。

そして、全日本障害馬術大会2022 PartⅠで中障害飛越競技A決勝を制し、競技初日の大障害飛越競技S&Hを勝った波里有輝&モルガナ・バンデルイスヘイデ号(YUKI HARI SPORT HORSES)、福島大輔&メクィドールPS号(STAR HORSES)、森 裕悟&CRNヴィクトル号(乗馬クラブクレインオリンピックパーク)など6人馬が減点4、全日本障害馬術大会2021 PartⅠで中障害飛越競技A決勝を制し、競技2日目の大障害飛越競技標準を勝った滝澤和希&CRNディガー号(乗馬クラブクレイン エクエストリアンセンター)など3人馬が減点8で続いた。

以下、片山 篤&エドワード号(シマダ牧場稲敷)が減点12、全日本障害馬術大会2021 PartⅡで中障害飛越競技C決勝を制した広田大和&ブレイヴスターズofヤス号(那須トレーニングファーム)など3人馬が減点20、原田亜依&パンドラ号(ドリームファーム)など3人馬が減点24でフィニッシュし、ここまでの18人馬が第2走行へ駒を進め、残る2人馬は失権と途中棄権で敗退が決まった。

第2走行

第1走行終了時点での順位が低い人馬から順にスタートするリバースオーダーで行われた第2走行では、第1走行をクリアラウンドしていた谷口真一&カムアンドフィール号(水口乗馬クラブ)が1落下の減点4でフィニッシュ。唯一の総減点4、走行タイム58.67秒(第2走行のタイム。以下同)で見事に全日本障害飛越選手権初制覇を飾り、賞金240万円を獲得した。

続いて、森 裕悟&CRNヴィクトル号(乗馬クラブクレインオリンピックパーク)が総減点8、57.93秒で2位、波里有輝&モルガナ・バンデルイスヘイデ号(YUKI HARI SPORT HORSES)が総減点8、58.14秒で3位、福島大輔&メクィドールPS号(STAR HORSES)がが総減点8、59.55秒で4位、渡辺祐香&ヴァンスカインデルズ・ダイモンド号(つま恋乗馬倶楽部)がが総減点8、63.16秒で5位に入った。

カムアンドフィール号(水口乗馬クラブ)はドイツ産のウエストファーレン種(12歳セン馬)。2019年より日本馬術連盟公認競技会に参戦し、大阪グランプリ2021 ファイナル大会(4スター)で大阪グランプリ2位、大阪グランプリ2022 スプリング大会(4スター)でFEIワールドカップ・大阪大会2位、大阪グランプリ2位、近畿馬術大会2023(3スター)で大障害飛越Bファイナル優勝などの成績を上げている。