中障害飛越競技D決勝は広田大和&グッドルーカス号(那須トレーニングファーム)が優勝/全日本障害馬術大会2020 PartⅡ

全日本障害馬術大会

[全日本障害馬術大会2020 PartⅡ]

12月27日、全日本障害馬術大会2020 PartⅡ(開催地:三木ホースランドパーク/兵庫県三木市)2日目に行われた中障害飛越競技D決勝(標準障害飛越競技 238.2.2/110cm以下)にて、広田大和&グッドルーカス号(那須トレーニングファーム)が優勝。2位に小林弥生&メルキュール号(STAR HORSES)、3位に鯨岡啓輔&遠宝18号(ペガサス乗馬クラブ)が入った。

全日本障害馬術大会2020 PartⅡ 実施要項&タイムテーブル/2020年12月26 日(土)~ 12月27 日(日)

第1走行

出場44人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、1番の衛藤みのり&黒姫号(長野県馬術連盟)。続く2番の松田泰明&BUMクレージースピリット号(BUM Equine)も減点0でフィニッシュし、早々とジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、予選首位通過の岡本果林&ジゴロ号(ドリームファーム)、予選2位通過の広田大和&グッドルーカス号(那須トレーニングファーム)、予選3位通過の坂田慎治&シャノン号(ライディングクラブトゥインクル)、平山麻由子&イグニス号(ステーブルクリアラウンド)、鯨岡啓輔&遠宝18号(ペガサス乗馬クラブ)など20人馬がクリアラウンド。トータル22人馬がジャンプ・オフに駒を進めた。

なお、全日本ジュニア障害馬術大会2020でチルドレンライダー障害飛越選手権を制した門岡祐樹&エルフ号(北熊本乗馬クラブ)は1落下の減点4で惜しくもジャンプ・オフ進出を逃している。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、13番目にスタートを切った小林弥生&メルキュール号(STAR HORSES)が30.76秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていた樫木 俊&ジェンティーユ号(乗馬クラブクレイン神奈川)、阿日塔&ナイルゲームスターAⅡ号(Tokaiホースパーク)、向井友美子&セリーノ6号(成田乗馬クラブ)らをかわして、首位に立つ。

14番目の脇本優衣&アイルトンKフィリップ号(乗馬クラブクレイン大阪)、17番目の鯨岡啓輔&遠宝18号(ペガサス乗馬クラブ)、19番目の平山麻由子&イグニス号(ステーブルクリアラウンド)も減点0で続くが、いずれも小林のタイムを上回ることはできない。

しかし、21番目の広田大和&グッドルーカス号(那須トレーニングファーム)が29.47秒でクリアラウンド。一番時計を1秒以上更新する快走で首位に躍り出ると、最終22番目の岡本果林&ジゴロ号(ドリームファーム)は減点8でフィニッシュ。以上の結果、広田大和&グッドルーカス号(那須トレーニングファーム)が見事に中障害飛越競技D決勝を制し、優勝賞金20万円を獲得した。