[全日本障害馬術大会2020 PartⅠ]
11月15日、全日本障害馬術大会2020 PartⅠ（開催地：日本中央競馬会馬事公苑／東京都世田谷区）最終日に行われた全日本障害飛越選手権（二回走行競技／150cm以下）にて、小牧加矢太＆ガルーファンデスケンメルスベルグ号（北総乗馬クラブ）が優勝。2位には北井一彰＆BUMレニンゼックス号（BUM Equine）、3位には鯨岡啓輔＆クワイトライト号（東関東ホースアンドハウンド）が入った。
第1走行
19人馬が出場した第1走行では、古田慶幸＆デコ号（ホースガーデン）、小牧加矢太＆ガルーファンデスケンメルスベルグ号（北総乗馬クラブ）、予選S＆H・予選標準を連勝した鯨岡啓輔＆クワイトライト号（東関東ホースアンドハウンド）の3人馬がクリアラウンド（減点0で走行を終えること）。
そして、北井一彰＆BUMレニンゼックス号（BUM Equine）が規定タイムオーバーの減点1、今年のヤングライダー障害飛越選手権を制した上野きり＆クワコート号（つま恋乗馬倶楽部）、FEIワールドカップ・日本リーグ2020-2021で2勝を挙げている髙田 潤＆アヤックス号（SILVANO STABLES ）が減点4で追走。
以下、川口雅美＆サムライブルー号（ライディングクラブフジファーム）、西崎純郎＆エクスキャリバー号（岡山乗馬倶楽部）、杉山慎一郎＆ハッピーサンシャイン号（藤沢乗馬クラブ）、片山 篤＆藤丸K号（徳島乗馬倶楽部）の4人馬が減点8、増山誠倫＆グランドキャニオン号（小山乗馬クラブ）が減点9で続いた。
第2走行
第1走行での成績が下位の人馬から順にスタートをするリバースオーダーで行われた第2走行では、15番目の北井一彰＆BUMレニンゼックス号（BUM Equine）が規定タイムオーバーの減点2でフィニッシュ。総減点（第1・第2走行トータルの減点。以下同）を3にとどめ、先に総減点8で走行を終えていた川口雅美＆サムライブルー号（ライディングクラブフジファーム）をかわして首位に立つ。
続く16番目の古田慶幸＆デコ号（ホースガーデン）は最終障害で1つバーを落とし、総減点4で優勝争いから脱落する。しかし、17番目の小牧加矢太＆ガルーファンデスケンメルスベルグ号（北総乗馬クラブ）が69.36秒でダブルクリアラウンド。総減点0をキープして、首位に躍り出る。
そして、いよいよ最終18番目の鯨岡啓輔＆クワイトライト号（東関東ホースアンドハウンド）がアリーナへ。予選から決勝までの完全制覇を向けて果敢に攻めた人馬だったが、最終障害で1落下があり、総減点4でフィニッシュ。以上の結果、小牧加矢太＆ガルーファンデスケンメルスベルグ号（北総乗馬クラブ）が見事に全日本障害飛越選手権初優勝をはたし、優勝賞金120万円を獲得した。