塚本敏一&フリーデン・アポロ号(JRA日高育成牧場)が内国産障害飛越競技決勝を制覇/全日本障害馬術大会2019 PartⅡ

全日本障害馬術大会

[全日本障害馬術大会2019 PartⅡ]

9月15日、全日本障害馬術大会2019 PartⅡ(開催地:つま恋乗馬倶楽部/静岡県掛川市)最終日に行われた内国産障害飛越競技決勝(標準障害飛越競技/130cm以下)にて、塚本敏一&フリーデン・アポロ号(JRA日高育成牧場)が優勝。2位には武藤英和&コウユーユメノホシ号(JRA競馬学校)、3位には滝澤和希&CRNエンデバー号(乗馬クラブクレイン千葉富津)が入った。

第1走行

出場18人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、6番の粟澤 守&ブル・ワーク号(八ヶ岳乗馬会)。続いて8番、全日本ジュニア障害馬術大会2019のヤングライダー選手権を制した滝澤和希&CRNエンデバー号(乗馬クラブクレイン千葉富津)が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。

その後、16番の塚本敏一&フリーデン・アポロ号(JRA日高育成牧場)、17番の武藤英和&コウユーユメノホシ号(JRA競馬学校)のJRA勢2人馬がクリアラウンドし、トータル4人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

なお、昨年の同大会で中障害飛越競技D決勝を制した福島 章&エミネンス号(STAR HORSES)は6つ目の障害で落馬失権。予選トップ通過の人馬が第1走行で姿を消すこととなった。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、2番目にスタートを切った滝澤和希&CRNエンデバー号(乗馬クラブクレイン千葉富津)が47.02秒でクリアラウンド。先に減点4で走行を終えていた粟澤 守&ブル・ワーク号(八ヶ岳乗馬会)をかわして、首位に立つ。

しかし、3番目の塚本敏一&フリーデン・アポロ号(JRA日高育成牧場)も続けてクリアラウンド。一番時計を1.5秒更新する渾身の走行を披露し、堂々首位に躍り出る。そして、最終4番目の武藤英和&コウユーユメノホシ号(JRA競馬学校)も減点0でフィニッシュするが、タイムは46.41秒とわずかに届かず。

以上の結果、塚本敏一&フリーデン・アポロ号(JRA日高育成牧場)が見事に内国産障害飛越競技決勝を制し、飼育奨励金30万円を獲得。塚本は「アポロはすごく力のある素晴らしい馬です。これからも僕が見たことのない世界に連れて行ってくれると思うので、一緒に行きたいと思います」と語り、愛馬とのさらなる活躍を誓った。