「全日本」の名を冠する障害馬術競技会は、全日本障害馬術大会PartⅠおよびPartⅡ、全日本ジュニア障害馬術大会の3大会であり、これらはすべて日本馬術連盟(JEF)が主催しています。
全日本障害馬術大会 PartⅠ
障害馬術競技の日本一決定戦・全日本障害飛越選手権がメインを飾る、国内最高峰の障害馬術競技会です。選手権はオリンピックや世界選手権と同じく、バーの高さ160cm以下で行われます。選手権以外では、大障害飛越競技B(バーの高さ150cm以下)、中障害飛越競技A(バーの高さ140cm以下)、中障害飛越競技B(バーの高さ130cm以下)という3種目の日本チャンピオンを決定します。
●飼育奨励金(2019年/一部抜粋)
1位 | 2位 | 3位 | |
大障害飛越競技B決勝 | ¥700,000 | ¥350,000 | ¥180,000 |
中障害飛越競技A決勝 | ¥600,000 | ¥300,000 | ¥150,000 |
全日本障害飛越選手権 | ¥1,200,000 | ¥600,000 | ¥300,000 |
中障害飛越競技B決勝 | ¥300,000 | ¥150,000 | ¥80,000 |
飼育奨励金総額 ¥5,560,000 ※4位以下の飼育奨励金は実施要項参照 |
全日本障害馬術大会 PartⅡ
調教過程にある馬匹や経験の浅い選手が、トレーニングの成果と自身の技量を発表するための場として設立された大会です。中障害飛越競技D(バーの高さ110cm以下)、中障害飛越競技C(バーの高さ120cm以下)、ダービー競技、内国産障害飛越競技(内国産馬限定/バーの高さ130cm以下)という4種目の日本チャンピオンを決定します。シニア選手に交って、ジュニア選手が活躍することも珍しくありません。
●飼育奨励金(2021年/一部抜粋)
1位 | 2位 | 3位 | |
ダービー競技決勝 | ¥300,000 | ¥140,000 | ¥100,000 |
中障害飛越競技D決勝 | ¥200,000 | ¥100,000 | ¥60,000 |
中障害飛越競技C決勝 | ¥200,000 | ¥100,000 | ¥60,000 |
内国産障害飛越競技決勝 | ¥300,000 | ¥140,000 | ¥100,000 |
飼育奨励金総額 ¥2,240,000 ※4位以下の飼育奨励金は実施要項参照 |
全日本ジュニア障害馬術大会
通称「ジュニ選(せん)」。ヤングライダー(16〜22歳)、ジュニアライダー(14〜18歳)、チルドレンライダー(10〜16歳)という年代別の日本チャンピオンを決定する大会であり、若手の登竜門として位置づけられています。ヤングライダー選手権は中障害飛越競技B(バーの高さ130cm以下)、ジュニアライダー選手権は中障害飛越競技C(バーの高さ120cm以下)、チルドレンライダー選手権は中障害飛越競技D(バーの高さ110cm以下)で実施されます。
●飼育奨励金(2021年/一部抜粋)
1位 | 2位 | 3位 | |
ヤングライダー 障害飛越選手権 |
¥150,000 | ¥100,000 | ¥50,000 |
ジュニアライダー 障害飛越選手権 |
¥100,000 | ¥70,000 | ¥35,000 |
チルドレンライダー 障害飛越選手権 |
¥100,000 | ¥70,000 | ¥35,000 |
飼育奨励金総額 ¥844,000 ※4位以下の飼育奨励金は実施要項参照 |