スコット・ブラッシュ(イギリス)がLGCTグランプリ・メキシコシティを制覇/LGCT2018 第1戦・メキシコシティ大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2018 第1戦・メキシコシティ大会/CSI5*GCT Mexico city]

現地時間24日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー(以下LGCT)2018 第1戦・メキシコシティ大会(開催地:メキシコ/メキシコシティ)3日目に行われたLGCTグランプリ・メキシコシティ(標準障害飛越競技/160cm)にて、スコット・ブラッシュ(イギリス)&ウルスラⅦ号が優勝。2位にはダニエル・ドイサー(ドイツ)&トバゴZ号、3位にはアルベルト・ゾルツィ(イタリア)&コンタンガ号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場33人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、2番のパオラ・アミリビア(スペイン)&プルーネラ・ダリエル号。続いて、8番のアルベルト・ゾルツィ(イタリア)&コンタンガ号も減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。

その後、LGCT2013・2014チャンピオンのスコット・ブラッシュ(イギリス)&ウルスラⅦ号、2008北京五輪個人金メダリストのエリック・ラマーズ(カナダ)&ファイン・レディー5号、2012ロンドン五輪個人銀メダリストのヘルコ・シュローダー(オランダ)&グロックス・ロンドン号、ダニエル・ドイサー(ドイツ)&トバゴZ号など6人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル8人馬で争われることになった。

なお、2012ロンドン五輪個人金メダリストで世界ランク8位のスティーヴ・ゲルダ(スイス)は減点8で走行を終え、ジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、最初にスタートを切ったパオラ・アミリビア(スペイン)&プルーネラ・ダリエル号が減点4でフィニッシュした後、2番目のアルベルト・ゾルツィ(イタリア)&コンタンガ号、3番目のダニエル・ドイサー(ドイツ)&トバゴZ号、4番目のスコット・ブラッシュ(イギリス)&ウルスラⅦ号が続けてクリアラウンド。38.65秒の好タイムをマークしたブラッシュが首位に立つ。

5番目のジェローム・ゲリー(ベルギー)&ガーフィールド・デ・ティジ・デ・テンプリエ号は減点12で敗退。6番目のエリック・ラマーズ(カナダ)&ファイン・レディー5号は、スタートからハイペースで攻める果敢な走行でブラッシュを猛追するも、最終障害で痛恨の落下。タイムは37.52秒と最速だったが、減点4で惜しくも表彰台を逃す。

そして7番目、地元ファンの期待を一身に受けたニコラス・ピサロ(メキシコ)&アレス号は1落下の減点4。最終8番目のヘルコ・シュローダー(オランダ)&グロックス・ロンドン号も同じく減点4で走行を終えたため、スコット・ブラッシュ(イギリス)&ウルスラⅦ号が見事にLGCTグランプリ・メキシコシティを制した。

この勝利によりブラッシュは、優勝賞金102,300ユーロ(約1,337万円)と12月のLGCT最終戦・プラハ大会で行われるLGCTスーパーグランプリの出場権を獲得。LGCT2018年間ランキングでもまず首位に立った。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso/Stefano Grasso