[FEIアジア選手権2019／FEI Asian Championship2019]
現地時間8日、FEIアジア選手権2019（開催地：タイ／パタヤ）の個人戦決勝（標準障害飛越競技／150cm）にて、杉谷泰造（杉谷乗馬クラブ）＆ヒロイン・デ・ミューズ号が優勝。個人金メダルを獲得した。
個人戦決勝 フル動画ラウンドA
出場23人馬のうち、4人馬が1次予選から4ラウンド連続で満点走行。杉谷泰造（杉谷乗馬クラブ）＆ヒロイン・デ・ミューズ号が総減点（※）2.01の総合首位、ワン・ユンジン（中国）＆キダミアD号が総減点2.31の総合2位、ケネス・チェン（香港）＆タイソンAZ号が総減点2.68の総合3位、レナ・レオン（香港）＆オルフェ・デュ・グラニット号が総減点4.39の総合4位でラウンドBへ。
続いて、上位4人馬と同じくこのラウンドを減点0でフィニッシュした3人馬、パトリック・ラム（香港）＆クラロンCR号が総減点11.48の総合5位、マリー・アントワネット・S・レヴィステ（フィリピン）＆ロリブリ号が総減点13.70の総合6位、アリ・アルホラフィ（クウェート）＆ユーアウトKが総減点14.00の総合7位でラウンドBへ進出。
以下、総減点15.23のコリン・シキア（フィリピン）＆シャネル・ワン号が総合8位、総減点18.26のアザム・トリバエフ（ウズベキスタン）＆ロクシー・バハKG号が総合9位、総減点19.02のアブドラ・アル・ルーダン（クウェート）＆ラ・ルナ356号が総合10位、総減点20.53のアデル・ケシャヴァルツ（イラン）＆クラシック47号が総合11位、総減点22.63のガイラート・ナザロフ（ウズベキスタン）＆ゴー・フォー・イットB号が総合12位となり、ここまでがラウンドBへ駒を進めた。
（※）1次予選から個人戦決勝ラウンドAまでの減点合計。1次予選はスピード＆ハンディネス競技で行われ、首位の人馬とのタイム差が減点に換算される
ラウンドB
勝負を決するラウンドBでは、競技終盤に9番目のレナ・レオン（香港）＆オルフェ・デュ・グラニット号、10番目のケネス・チェン（香港）＆タイソンAZ号が規定タイムオーバーの減点1でフィニッシュ。残り2人馬となったところで、レオンが総減点5.39の総合2位、チェンが総減点3.68の総合首位に浮上する。
そして、11番目のワン・ユンジン（中国）＆キダミアD号は1落下と規定タイムオーバーの減点5で走行を終え、総減点7.31で総合3位に。この時点でレオンの銅メダル以上、チェンの銀メダル以上が確定し、いよいよ最終12番目の杉谷泰造（杉谷乗馬クラブ）＆ヒロイン・デ・ミューズ号がアリーナへ。
金メダル獲得のためには、1つの落下も許されない。大きなプレッシャーのかかる場面だったが、6大会連続で五輪出場をはたした名手とその愛馬は盤石の走行でクリアラウンド。唯一の5ラウンド連続満点走行で総減点2.01をキープし、見事にFEIアジア選手権初代チャンピオンを戴冠した。
PHOTO：©FEI