コナー・スワイル(アイルランド)がFEIワールドカップ・ラスベガス大会を制覇/ラスベガス・ナショナルホースショー2023

FEIワールドカップ

[ラスベガス・ナショナルホースショー2023/CSI4*-W Las Vegas]

現地時間18日、ラスベガス・ナショナルホースショー2023(開催地:アメリカ/ネバダ州ラスベガス)の6日目に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2023-2024 北米リーグ 第5戦・ラスベガス大会(標準障害飛越競技 238.2.2/160cm)にて、コナー・スワイル(アイルランド)&カウント・ミー・イン号が優勝。2位にヴァネッサ・マニックス(カナダ)&レハール号、3位にジル・ハンフリー(アメリカ)&クロマチックBF号が入った。

第1走行

出場28人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、18番のケイティ・ローリエ(オーストラリア)&ジャンゴⅡ号。続いて、21番のリリー・キーナン(アメリカ)&アガナ・ファン・ヘット・ジェレンダルZ号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク20位のコナー・スワイル(アイルランド)&カウント・ミー・イン号、シャルロッテ・ジェイコブス(アメリカ)&リンクーラ・ミルショーン号、ヴァネッサ・マニックス(カナダ)&レハール号、ジル・ハンフリー(アメリカ)&クロマチックBF号の4人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル6人馬で争われることになった。

なお、世界ランク16位のダーラ・ケニー(アイルランド)は減点4でのフィニッシュとなり、ジャンプ・オフに駒を進めることができなかった。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、2人馬がクリアラウンド。そのうち、トップタイムの38.28秒をマークしたコナー・スワイル(アイルランド)&カウント・ミー・イン号見事にFEIジャンピング・ワールドカップ2023-2024 ラスベガス大会を制し、優勝賞金56,500ドル(約845万円)を獲得した。

続いて、ヴァネッサ・マニックス(カナダ)&レハール号が減点0、39.49秒で2位、ジル・ハンフリー(アメリカ)&クロマチックBF号が減点0、39.18秒で3位、リリー・キーナン(アメリカ)&アガナ・ファン・ヘット・ジェレンダルZ号が減点4、40.07秒で4位、ケイティ・ローリエ(オーストラリア)&ジャンゴⅡ号が減点4、41.28秒で5位に入った。

カウント・ミー・イン号はドイツ産のハノーバー種(16歳牡馬)。2021年よりコナー・スワイル(アイルランド)とコンビを組み、フォートワース・インターナショナル2021(CSI4*-W Fort Worth)でFEIワールドカップ・フォートワース大会優勝、ワシントン・インターナショナルホースショー2022(CSI5*-W Upper Marlboro)でFEIワールドカップ・ワシントン大会優勝、冬季馬術フェスティバル2023 ウィーク4(CSI4*Wellington FL)でグランプリ優勝などの成績を上げている。

PHOTO:©FEI

CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。