[ナショナルホースショー・レキシントン2023/CSI4*-W Lexington]
現地時間5日、ナショナルホースショー・レキシントン2023(開催地:アメリカ/ニューヨーク州レキシントン)6日目に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2023-2024 北米リーグ 第3戦・レキシントン大会(標準障害飛越競技 238.2.2/160cm)にて、シェーン・スウィートナム(アイルランド)&ジェームズ・カン・クルス号が優勝。2位にダニエル・ブルマン(イスラエル)&ジェマW号、3位にデヴィン・ライアン(アメリカ)&エディ・ブルー号が入った。
第1走行
出場28人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、1番のアレックス・マッツ(アメリカ)&カシューCR号。続く2番のビート・マンドリ(スイス)&ダサリー号も減点0でフィニッシュし、早々とジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、世界ランク12位のシェーン・スウィートナム(アイルランド)&ジェームズ・カン・クルス号、同ランク13位のダニエル・ブルマン(イスラエル)&ジェマW号、ナイエル・ナサール(エジプト)&イゴール・ヴァン・デ・ウィットモーラ号、マージー・ゴールドスタイン・アングル(アメリカ)&ディカス号など9人馬がクリアラウンド。トータル11人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。
なお、世界ランク11位のダニエル・コイル(アイルランド)は減点8、同ランク15位のコナー・スワイル(アイルランド)は減点4でのフィニッシュとなり、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、7人馬がクリアラウンド。そのうち、トップタイムの33.41秒をマークしたシェーン・スウィートナム(アイルランド)&ジェームズ・カン・クルス号が見事にFEIジャンピング・ワールドカップ2023-2024 レキシントン大会を制し、優勝賞金74,580ドル(約1,115万円)を獲得した。
続いて、ダニエル・ブルマン(イスラエル)&ジェマW号が減点0、34.14秒で2位、デヴィン・ライアン(アメリカ)&エディ・ブルー号が減点0、34.22秒で3位、ルネ・ディットマー(ドイツ)&コルシカX号が減点0、34.33秒で4位、アリゼ・オーケン(アメリカ)&ゲルベラ号が減点0、35.70秒で5位に入った。
ジェームズ・カン・クルス号はアイルランド産のアイリッシュスポーツホース種(10歳牡馬)。2022年よりシェーン・スウィートナム(アイルランド)とコンビを組み、2022年にMLSJ2022 トラヴァースシティ大会(CSI5* MLSJ Traverse City)でグランプリ優勝、ジャンピング・インターナショナル・デ・ディナール2023(CSI5* Dinard)でグランプリ2位。また、アイルランド代表チームのメンバーとして、FEIヨーロッパ選手権2023で団体銀メダルを獲得している。
PHOTO:©FEI
CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。