[ダブリンホースショー2023/CSIO5* Dublin]
現地時間11日、ダブリンホースショー2023(開催地:アイルランド/ダブリン)3日目にFEIジャンピング・ネーションズカップ20223 ヨーロッパディビジョン1 アイルランド大会(国別団体戦/160cm)が行われた。ネーションズカップには、各チーム3~4人馬が出場。各人馬が2回走行し、各走行で成績の良い3人馬の減点とタイムの合計により順位を争う。第2走行終了時に最少総減点のチームが複数あった場合は、各チーム代表1人馬によるジャンプ・オフ(優勝決定戦)が行われる。
今大会には、アイルランド・イギリス・オランダ・スイス・スペイン・フランス・ベルギー・メキシコの8チームが出場。そのうち、マーティン・フックス(スイス)&レオーネ・ジェイ号、スティーヴ・ゲルダ(スイス)&ヴェナード・デ・セリシー号など4人馬が出場したスイスが総減点0、走行タイム合計(第2走行のタイム。以下同)216.00秒で見事に優勝を飾り、賞金64,000ユーロ(約1,016万円)を獲得した。
続いて、シェーン・スウィートナム(アイルランド)&ジェームズ・カン・クルス号など4人馬が出場したアイルランドが総減点12、走行タイム合計209.49秒で2位、ニコラス・ピサロ(メキシコ)&ピア・コントラ号など4人馬が出場したメキシコが総減点16、走行タイム合計208.27秒で3位に入り、表彰台最後の一枠を確保した。以下、フランスが総減点20で4位、ベルギーが総減点21で5位、オランダが総減点24で6位、スペインが総減点28で7位、イギリスが総減点57で最下位となっている。
なお、ヨーロッパディビジョン1の最終総合順位は、スイスが370ポイントで首位、アイルランドが330ポイントで2位、イギリスが305ポイントで3位、ドイツが295ポイントで4位、ベルギーが275ポイントで5位、オランダが270ポイントで6位、フランスが255ポイントで7位、イタリアが210ポイントで8位となり、上位7チームがFEIネーションズカップ・ファイナルの出場権を獲得した。
PHOTO:© FEI
CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。