[全日本障害馬術大会201 PartⅠ]
11月17日、全日本障害馬術大会2019 PartⅠ(開催地:三木ホースランドパーク/兵庫県三木市)最終日に行われた中障害飛越競技B決勝(標準障害飛越競技競技/130cm以下)にて、平永健太&C’sヴェルビータ号(乗馬クラブクレイン栃木)が優勝。2位には垂脇昴祐&サンスクリット号(ドリームファーム)、3位には林 義昌&BUMエトピリカ(BUM Equine)が入った。
第1走行
出場44人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、4番の千古七瀬&ジントニック号(明石乗馬倶楽部)。続いて、18番の福島 章&ザバンタ号(STAR HORSES)が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。
その後、19番の木村早希子&ヴェリシナ号(STAR HORSES)、20番の北井一彰&BUMウェルカム号(BUM Equine)、27番の垂脇昴祐&サンスクリット号(ドリームファーム)、28番の竹内彰秀&ウォータースカイ号(乗馬クラブクレインオリンピックパーク)、31番の林 義昌&BUMエトピリカ(BUM Equine)、38番の平永健太&C’sヴェルビータ号(乗馬クラブクレイン栃木)、そして、44番、予選首位通過の水山大輔&カヴィア・ドゥ・ヴィンシアZ号がクリアラウンド。トータル9人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。
なお、前年の同競技を制した森 裕悟&ファンタジスタ号(乗馬クラブクレイン東京)、全日本ジュニア障害馬術大会2019でヤングライダー選手権を制した滝澤和希&CRNディガー号(乗馬クラブクレイン千葉富津)は減点4、予選2位通過の鯨岡啓輔&チャーリーブラウンⅠ号(東関東ホースアンドハウンド)は途中棄権、予選3位通過の眞田 凌&マシェリ号(眞田ライディングクラブ)も減点4で走行を終え、ジャンプ・オフ進出を逃した。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、5番目にスタートを切った垂脇昴祐&サンスクリット号(ドリームファーム)が42.49秒でクリアラウンド。先に減点4で走行を終えていた福島 章&ザバンタ号(STAR HORSES)、木村早希子&ヴェリシナ号(STAR HORSES)、北井一彰&BUMウェルカム号(BUM Equine)、落馬失権となった千古七瀬&ジントニック号(明石乗馬倶楽部)らをかわして、首位に立つ。
6番目の竹内彰秀&ウォータースカイ号(乗馬クラブクレインオリンピックパーク)は減点45と大崩れ、7番目の林 義昌&BUMエトピリカ(BUM Equine)も1つバーを落とし、減点4でのフィニッシュとなる。しかし、8番目の平永健太&C’sヴェルビータ号(乗馬クラブクレイン栃木)が37.25秒でクリアラウンド。一番時計を5秒以上も更新する会心のパフォーマンスにより、堂々首位に躍り出る。
そして、最終9番目の水山大輔&カヴィア・ドゥ・ヴィンシアZ号が2落下の減点8で走行を終えたため、平永健太&C’sヴェルビータ号(乗馬クラブクレイン栃木)が見事に中障害飛越競技B決勝を制し、優勝賞金30万円を獲得した。