[冬季馬術フェスティバル2023 ウィーク11/CSI4*Wellington FL]
現地時間24日、冬季馬術フェスティバル2023 ウィーク11(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)4日目に行われたアデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド11(標準障害飛越競技 238.2.2/150cm)にて、スペンサー・スミス(アメリカ)&セオドア・マンシャイス号が優勝。2位にナイエル・ナサール(エジプト)&コロナード号、3位にローラ・クラウト(アメリカ)&ドラド12号が入った。
第1走行
出場58人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、6番のキャスリーン・ドリスコル(アメリカ)&ゴー・ウィズ・ザ・フロー号。続いて、14番のペトロネラ・アンダーソン(スウェーデン)&クラプトン・ムーシュ号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、ダニエル・コイル(アイルランド)&レガシー号、ローラ・クラウト(アメリカ)&ドラド12号、ベルトラム・アレン(アイルランド)&エディソン・デ・フス号、ティファニー・フォスター(カナダ)&バトルクライ号、ナイエル・ナサール(エジプト)&コロナード号、スペンサー・スミス(アメリカ)&セオドア・マンシャイス号など8人馬がクリアラウンド。トータル10人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。
なお、世界ランク4位でFEIワールドカップ・ファイナル2017チャンピオンのマクレーン・ウォード(アメリカ)は減点4、同ランク8位でFEIワールドカップ・ファイナル2014チャンピオンのダニエル・ドイサー(ドイツ)は減点8、13位のケント・ファリントン(アメリカ)は減点20、2004アテネ五輪個人金メダリストのロドリゴ・ペソア(ブラジル)は減点7で敗退。日本のカレン・ポーリー(木下グループ)&セリーヌ号も減点2でジャンプ・オフ進出を逃している。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、4人馬がクリアラウンド。そのうち、トップタイムの36.73秒をマークしたスペンサー・スミス(アメリカ)&セオドア・マンシャイス号が見事にアデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド11を制し、優勝賞金16,500ドル(約216万円を)を獲得した。
続いて、ナイエル・ナサール(エジプト)&コロナード号が減点0、38.01秒で2位、ローラ・クラウト(アメリカ)&ドラド12号が減点0、38.80秒で3位、ティファニー・フォスター(カナダ)&バトルクライ号が減点0、39.28秒で4位、ペトロネラ・アンダーソン(スウェーデン)&クラプトン・ムーシュ号が減点4、49.27秒で5位に入った。
セオドア・マンシャイス号はフランス産のセルフランセ種(16歳牡馬)。2017年よりスペンサー・スミス(アメリカ)とコンビを組み、2018年にフランスのCSI4*、アメリカのCSI3*、オランダのCSI2*でグランプリ優勝、2021年にLGCT2021 シャモリーン大会(CSI5*GCT Samorin)でグランプリ優勝などの成績を上げている。
PHOTO:Sportfot
CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。