[冬季馬術フェスティバル2023 ウィーク4/CSI4*Wellington FL]
現地時間2日、冬季馬術フェスティバル2023 ウィーク4(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)3日目に行われたアデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド4(標準障害飛越競技 238.2.2/155cm)にて、サンチアゴ・ランブレ(ブラジル)&ケイシー号が優勝。2位にアマンダ・ダービーシャー(イギリス)&コーンウォールBH号、3位にアシュリー・ボンド(イスラエル)&ガーフィールド号が入った。
第1走行
出場51人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、2番のリリー・キーナン(アメリカ)&クイーンズランドE号。続いて、5番のジョス・バルーイ(ベルギー)&ニクソン・ファン・ムレンホフ号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、ローラ・クラウト(アメリカ)&ビスケッタ号、ポール・オシェア(アイルランド)&スクワート・ガン号、サンチアゴ・ランブレ(ブラジル)&ケイシー号、アシュリー・ボンド(イスラエル)&ガーフィールド号、アマンダ・ダービーシャー(イギリス)&コーンウォールBH号など11人馬がクリアラウンド。トータル13人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。
なお、世界ランク5位のコナー・スワイル(アイルランド)は減点4、同ランク11位でFEIワールドカップ・ファイナル2017チャンピオンのマクレーン・ウォード(アメリカ)は減点8、20位のダニエル・ブルマン(イスラエル)は減点5でのフィニッシュとなり、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、9人馬がクリアラウンド。そのうち、トップタイムの36.60秒をマークしたサンチアゴ・ランブレ(ブラジル)&ケイシー号が見事にアデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド4を制し、優勝賞金16,500ドル(約216万円を)を獲得した。
続いて、アマンダ・ダービーシャー(イギリス)&コーンウォールBH号が減点0、36.91秒で2位、アシュリー・ボンド(イスラエル)&ガーフィールド号が減点0、37.17秒で3位、エイミー・ミラー(カナダ)&トルーマン号が減点0、37.83秒で4位、ファビオ・リバス・ダ・コスタ(ブラジル)&イレックス号が減点0、39.68秒で5位に入った。
ケイシー号はドイツ産のハノーバー種(13歳牝馬)。2020年よりサンチアゴ・ランブレ(ブラジル)とコンビを組み、2021年にメキシコのCSI4*で135cmクラス3位、2022年にアメリカのCSI3*で145cmクラス優勝などの成績を残している。
PHOTO:Sportfot
CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。