[国民体育大会2022(いちご一会とちぎ国体)馬術競技]
2022年10月6日(木)~10月10日(月)の5日間にわたり、国民体育大会2022 いちご一会とちぎ国体 馬術競技(開催地:地方競馬教養センター/栃木県那須塩原市)が開催された。馬術競技は、成年男子・成年女子・少年という3つの種別で全23競技を実施。そのうち、成年女子の障害馬術競技は、二段階障害飛越競技、ダービー競技、標準障害飛越競技、トップスコア競技の4競技が行われた。各競技の結果詳細は以下の通り。
※上写真は標準障害飛越競技を制した佐藤 泰&兀地号(長野県)
成年女子
二段階障害飛越競技
-優勝-
広田思乃&ライフ・イズ・ビューティフル号
(栃木県)
2022年10月6日(木)、国民体育大会2022 いちご一会とちぎ国体(開催地:地方競馬教養センター/栃木県那須塩原市)初日に成年女子二段階障害飛越競技(二段階走行競技/120cm以下)が行われた。
26人馬が出場した競技中盤、13番目にスタートを切った広田思乃&ライフ・イズ・ビューティフル号(栃木県)が27.73秒(第2段階のタイム。以下同)でクリアラウンド(第1・第2段階ともに減点0で走行を終えること)。一番時計を更新して首位に躍り出ると、後続の人馬はいずれもこのタイムを上回ることはできず。見事に優勝を飾り、開催県栃木の天皇杯・皇后杯制覇に向けて幸先の良いスタートを切った。
続いて、吉田彩音&アルヴィン号(滋賀県)が減点0、29.49秒で2位、 今井有希奈&ファンタジスタ号(三重県)が減点0、29.58秒で3位、西田空花&スカルディア号(徳島県)が減点0、33.71秒で4位、伊藤真七海&ルーチャット号(長野県)が減点4、32.44秒で5位、宮本 薫&エルヴィス号(香川)が減点4、34.61秒で6位、越野愛由美&ガレスター号(埼玉 県)が減点4、34.73秒で7位、村上陽子&ロードスウィープ号(北海道)が減点4、35.79秒で8位となり、ここまでの8人馬に天皇杯・皇后杯ポイントが付与された。
ライフ・イズ・ビューティフル号はスウェーデン産のスウェディッシュ・ウォームブラッド種(19歳セン馬)。国民体育大会2017で国体大障害飛越競技優勝、全日本障害馬術大会2018 PartⅠで全日本障害飛越選手権優勝、FEIジャンピング・ワールドカップ 日本リーグ優勝など、数多くのビッグタイトルを獲得。日本代表としてFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2019にも出場をはたした。
成年女子
ダービー競技
-優勝-
佐藤 泰&コンタドーラ号
(長野県)
2022年10月7日(金)、国民体育大会2022 いちご一会とちぎ国体(開催地:地方競馬教養センター/栃木県那須塩原市)2日目に成年女子ダービー競技(ダービー競技/110cm以下)が行われた。
20人馬が出場した第1走行では、4人馬がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)し、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)へ進出。迎えたジャンプ・オフでは、3人馬がダブルクリアラウンド。そのうち、一番時計の39.46秒をマークした佐藤 泰&コンタドーラ号(長野県)が見事に優勝を飾った。同馬は前日の成年男子ダービー競技も制しており、2日連続のダービー競技制覇。佐藤はこの勝利が国民体育大会通算15勝目となる。
続いて、西脇小夜子&セルヴィス号(岐阜県)が減点0、40.36秒で2位、増山久佳&ビューティー号(栃木県)が減点0、45.12秒で3位、大塩範子&ケル・フラム号(埼玉県)が減点4、44.56秒で4位に。以下、第1走行で減点1だった中村洋子&フォンヴィア号(三重県)が5位、減点4だった岡村佳奈&ウロボロス号(奈良県)が6位、減点8だった門岡あゆみ&エルフ号(熊本県)が7位、減点12だった當間桃子&ルーシー・エルミタージュ号(神奈川県)が8位に入り、ここまでの8人馬が天皇杯・皇后杯ポイントを獲得している。
コンタドーラ号はアイルランド産のアングロヨーロピアン種(12歳牝馬)。日本馬術連盟主催・公認競技会では、全日本障害馬術大会2022 Part II でダービー競技決勝優勝、那須グランドホースショー2022(4スター)でMBノーマル優勝、MBスピード&ハンディネス優勝、オリンピック記念馬術大会2022(1スター)でラロ号記念障碍飛越(中障害C)優勝などの成績を残している。