[スプルースメドウズ・ナショナル2022/CSI5* Spruce Meadows]
現地時間18日、スプルースメドウズ・ナショナル2022(開催地:カナダ/スプルースメドウズ)3日目に行われたRBCグランプリ(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、マシュー・サンプソン(イギリス)&ファブリスDN号が優勝。2位にコナー・スワイル(アイルランド)&カウント・ミー・イン号、3位にエリン・バラード(カナダ)&ガキル号が入った。
第1走行
出場25人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、15番のエウジェニオ・ガルザ・ペレス(メキシコ)&ビクター・フィンVHZ号。続いて、22番のエリン・バラード(カナダ)&ガキル号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、世界ランク5位のコナー・スワイル(アイルランド)&カウント・ミー・イン号、FEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2018チャンピオンのビージー・マッデン(アメリカ)&ブレイトリングLS号、マシュー・サンプソン(イギリス)&ファブリスDN号、ケイティ・ローリエ(オーストラリア)&ジャンゴⅡ号の4人馬がクリアラウンド。トータル6人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。
なお、世界ランク8位のケント・ファリントン(アメリカ)、同ランク27位のナイエル・ナサール(エジプト)は減点4、32位のジョーダン・コイル(アイルランド)は失権、33位のティファニー・フォスター(カナダ)は減点6に終わり、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、3人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の38.93秒をマークしたマシュー・サンプソン(イギリス)&ファブリスDN号が見事にRBCグランプリを制し、優勝賞金100,175カナダドル(約1,040万円)を獲得した。
続いて、コナー・スワイル(アイルランド)&カウント・ミー・イン号が減点0、39.14秒で2位、エリン・バラード(カナダ)&ガキル号が減点0、42.04秒で3位、エウジェニオ・ガルザ・ペレス(メキシコ)&ビクター・フィンVHZ号が減点4、38.23秒で4位、ビージー・マッデン(アメリカ)&ブレイトリングLS号が減点4、41.37秒で5位に入った。
PHOTO:© Spruce Meadows Media/Mike Sturk
CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。