[オドラム・ブラウンBCオープン2022/CSIO5*Vancouver]
現地時間3日、オドラム・ブラウンBCオープン2022(開催地:カナダ/バンクーバー)2日目に行われたロンジングランプリ(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、ケント・ファリントン(アメリカ)&オラフィーナ号が優勝。2位にホセ・アルベルト・マルティネス・バスケス(メキシコ)&クインリー号、3位にキャサリン・シュトラウス(アメリカ)&シンシナティ・キッド号が入った。
第1走行
出場36人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、3番のカトリン・キャンベル(アメリカ)&アーメントス号。続いて、5番のマック・コーン(カナダ)&ザイア・ディ・サン・ジョヴァンニ号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、世界ランク5位のコナー・スワイル(アイルランド)&ナダル・ヒーロー&DB号、同ランク7位のケント・ファリントン(アメリカ)&オラフィーナ号、ケイティ・ローリエ(オーストラリア)&ジャンゴⅡ号、アリ・ラムジー(カナダ)&ボニータVHケイザーショフ号など6人馬がクリアラウンド。トータル8人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、3人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の42.04秒をマークしケント・ファリントン(アメリカ)&オラフィーナ号が見事にロンジングランプリを制し、優勝賞金77,550カナダドル(約805万円)を獲得した。
続いて、ホセ・アルベルト・マルティネス・バスケス(メキシコ)&クインリー号が減点0、43.92秒で2位、キャサリン・シュトラウス(アメリカ)&シンシナティ・キッド号が減点0、44.74秒で3位、アリ・ラムジー(カナダ)&ボニータVHケイザーショフ号が減点4、42.85秒で4位、マック・コーン(カナダ)&ザイア・ディ・サン・ジョヴァンニ号が減点4、44.08秒で5位に入った。
オラフィーナ号はオランダ産のKWPN種(10歳牝馬)。ケビン・ヨーケムス(オランダ)、サネ・タイセン(オランダ)の手綱を経て、2021年よりケント・ファリントン(アメリカ)とコンビを結成。2022年に冬季馬術フェスティバル2022 ウィーク9(CSI5*Wellington FL)でWEFチャレンジカップ・ラウンド9を制している。
PHOTO:©tbird/Cealy Tetley
CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。