FEIネーションズカップ・ファイナル チャレンジカップはスペインが優勝。日本は表彰台に届かず/CSIOバルセロナ2019

FEIネーションズカップ

[CSIOバルセロナ2019/CSIO5*-NC Barcelona]

現地時間5日、CSIOバルセロナ2019(開催地:スペイン/バルセロナ)の期間中に行われたFEIジャンピング・ネーションズカップ・ファイナル チャレンジカップ(国別団体戦/標準障害飛越競技/160cm)にて、スペインが優勝。2位にはオランダ、3位にはブラジルが入り、日本は9チーム中6位に終わった。

この競技には、前日の予選ラウンドで決勝進出を逃したアメリカ・イギリス・エジプト・オランダ・スペイン・日本・ノルウェー・ブラジル・メキシコの9チーム(各チーム4人馬、トータル36人馬)が出場し、全人馬が1回ずつ走行。走行を終えた4人馬のうち、減点の少ない3人馬の減点合計をチームの総減点とし、総減点の最も少ないチームが1位となる。なお、最少総減点のチームが複数いた場合は、合計タイム差により順位を決定する。

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日本を含む9チームで争われたチャレンジカップでは、あと一歩で決勝ラウンド進出を逃したホスト国・スペインとオランダの2チームが好勝負を繰り広げる。オランダの4人馬は、ウィレム・フレベ(オランダ)&ジプリアS号がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)し、マイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ダナ・ブルー号、マルク・ハウトザハー(オランダ)&ステルホフス・カリメロ号、バート・ブレス(オランダ)&イスラエル V.D. デネフーヴェ号がいずれも減点4でフィニッシュし、総減点8にとどめる。

対するスペインの4人馬は、サンティアゴ・ヌネス・リヴァ(スペイン)&ヴァレンティノ・デ・フスZ号が減点12とつまづいたものの、エドゥアルド・アルバレス・アズナール(スペイン)&ロックフェラー・デ・プレヴィル・ボア・マルゴット号、セルジオ・アルバレス・モヤ(スペイン)&ジェット・ラン号という両エースがクリアラウンド(減点0で走行を終えること)、アルベルト・マルケス・ガロバルデス(スペイン)&ウチェロ・マスア号も減点4でフィニッシュ。総減点4でオランダを振り切り、見事にFEIジャンピング・ネーションズカップ・ファイナル チャレンジカップを制した。

続いて、ホリー・スミス(イギリス)&ハーツ・ディスティニー号、イブ・ジョブス(アメリカ)&ヴェニュー・デフィーズ・デ・ハザレス号がそれぞれクリアラウンドをきめたイギリスとアメリカ、マルロン・モドロ・ザノテッリ(ブラジル)&VDLエドガーM号など3人馬が減点4でフィニッシュしたブラジルの3チームが総減点12で並び、3位タイで表彰台最後の一枠を分けあった。

日本の4人馬は、カレン・ポーリー(木下グループ)&ウィズ・ウイングス号がクリアラウンドをきめたものの、佐藤英賢(明松寺馬事公苑)&サフィア・デ・ラック号が減点4、齋藤功貴(北総乗馬クラブ)&チレンスキー号が減点9、福島大輔(STAR HORSES)&カルーソ号が減点11でフィニッシュし、総減点13。奮闘実らず、わずか1点差で表彰台を逃した。以下、総減点20のメキシコが7位、総減点21のノルウェーが8位、総減点25のエジプトが最下位に終わった。

PHOTO:©FEI