ブラジルがFEIジャンピング・ネーションズカップ・オランダ大会を制覇。日本は7位/CHIOトゥウェンテ ゲーステレン2019

FEIネーションズカップ

[CHIOトゥウェンテ ゲーステレン2019/CSIO5*-NC Geesteren]

現地時間23日、CHIOトゥウェンテ ゲーステレン2019(開催地:オランダ/ゲーステレン)の期間中に行われたFEIジャンピング・ネーションズカップ2019 ヨーロッパディビジョン1 オランダ大会(国別団体戦/標準障害飛越競技/160cm)にて、ブラジルが優勝。2位にはオランダ、3位にはスペインが入った。

今大会には、オランダ・オーストリア・スウェーデン・スペイン・ドイツ・日本・ブラジル・ベルギーの8チーム(各チーム4人馬、トータル32人馬)が出場し、すべての人馬が2回ずつ走行。第1走行・第2走行ともに、走行を終えた4人馬のうち、減点の少ない3人馬の減点合計をチームの総減点とし、総減点の最も少ないチームが1位となる。最少総減点のチームが複数あった場合は、各チームから1人馬が出場するジャンプ・オフ(優勝決定戦)が行われる。

[ハイライト動画]

第1走行

第1走行では、ペドロ・ヴェニス(ブラジル)&クアブリ・デ・リスル号、フェリペ・アマラル(ブラジル)&ゲルマニコT号がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)し、マルロン・モドロ・ザノテッリ(ブラジル)&シレーネ・デ・ラ・モッテ号が減点4でフィニッシュしてブラジルが、総減点4で首位発進。

続いて、2012ロンドン五輪個人銀メダリストのマルク・ハウトザハー(オランダ)&ステルホフス・カリメロ号がクリアラウンドしたホスト国・オランダが総減点8で2位、4人馬中3人馬が減点4で走行を終えたスウェーデンが総減点12で3位に。

そして、日本は福島大輔(STAR HORSES)&チャニオンJRA号、佐藤英賢(明松寺馬事公苑)&カルーソJRA号が減点4、ハーゼ柴山 崇(Reitstall Kirchhof GmbH)&カンスタッコ号が減点8、齋藤功貴(北総乗馬クラブ)&チレンスキーJRA号が減点13でフィニッシュし、総減点16の4位につけた。以下、スペインが総減点20の5位、ドイツが総減点21の6位、ベルギーが総減点24の7位、オーストリアが総減点45と大きく出遅れ、最下位スタートとなった。

第2走行

ペドロ・ヴェニス(ブラジル)&クアブリ・デ・リスル号が出場辞退となったため、3人馬での戦いとなったブラジルだったが、フェリペ・アマラル(ブラジル)&ゲルマニコT号、マルロン・モドロ・ザノテッリ(ブラジル)&シレーネ・デ・ラ・モッテ号がクリアラウンド。ペドロ・ジャンクエイラ・ムイラート(ブラジル)&セ・ドライキ号も減点4でフィニッシュし、総減点(第1・第2走行トータルの総減点。以下同)8で見事に優勝を飾った。

逆転を狙ったホスト国・オランダは、マイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ダナ・ブルー号がクリアラウンドしたものの、ユル・フライリンク(オランダ)&VDLグラスゴーVHメレルネス号が途中棄権、マルク・ハウトザハー(オランダ)&ステルホフス・カリメロ号、ウィレム・フレベ(オランダ)&ジプリアS号が減点4でフィニッシュ。総減点16の2位に終わり、母国での優勝を逃した。

以下、総減点28のスペインが3位で表彰台入り。総減点29のドイツはわずか1点差で涙を飲んだ。また、第1走行で4位につけていた日本は、齋藤功貴(北総乗馬クラブ)&チレンスキーJRA号がクリアラウンドをきめたが、他の3人馬が減点8、減点8、減点16でフィニッシュ。総減点32でスウェーデン、ベルギーと並んだが、合計タイム差でスウェーデンが5位、ベルギーが6位、日本は7位に。総減点87のオーストラリアが最下位となった。

PHOTO:©FEI