[全日本障害馬術大会2021 PartⅠ]
11月21日、全日本障害馬術大会2021 PartⅠ(開催地:三木ホースランドパーク/兵庫県三木市)最終日に行われた全日本障害飛越選手権(二回走行競技/150cm以下)にて、鯨岡啓輔&エリオットVI号(東関東ホースアンドハウンド)が優勝。2位に西崎純郎&エクスキャリバー号(岡山乗馬倶楽部)、3位に川口大輔&サムライブルー号(ライディングクラブフジファーム)が入った。
第1走行
20人馬が出場した第1走行では、予選首位通過で競技初日の大障害飛越競技 S&Hを勝った鯨岡啓輔&エリオットVI号(東関東ホースアンドハウンド)、競技2日目の大障害飛越競技 標準を勝った森 裕悟&CRNヴィクトル号(乗馬クラブクレイン東京)、川口大輔&サムライブルー号(ライディングクラブフジファーム)、木原康弘&エスクリーノ3号(Master Horse)の4人馬がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)。
続いて、予選3位通過の森本健史&ヴァイスファーデン号(犬山乗馬クラブ)、西崎純郎&エクスキャリバー号(岡山乗馬倶楽部)、髙田耕平&エクリプスファンデンヘングステンポール号( STABLE HORSE POWER)、草薙達也&クラバット号(座間近代乗馬クラブ)の4人馬が1落下の減点4で追走。
さらに、佃 日出彦&富嶽号(乗馬クラブリバーサイドステーブル浜北)、 原田亜依&パンドラ号(ドリームファーム)の2人馬が減点5、鈴木嘉憲&コンコルドⅡ号(Bell Stable)、片山 篤&藤丸K号(徳島乗馬倶楽部)、谷口真一&カムアンドフィール号(水口乗馬クラブ)、徳山 望&ロニーエース号(八王子乗馬倶楽部)の4人馬が減点8、増山誠倫&グランドキャニオン 号(小山乗馬クラブ)が減点9。
谷口しおり&アルヴィン号(水口乗馬クラブ)が減点12、原田昂治&オテロ49号(岡山県立勝山高等学校蒜山校地)の2人馬が減点12、荒木梨花&アヤックス号(SILVANO STABLES)が減点13、昨年準優勝の北井一彰&BUMレニンゼックス号(BUM Equine)は減点17、林 義昌&デスペラードAM号(北総乗馬クラブ)が減点21でのスタートとなった。
第2走行
第1走行下位の人馬から順にスタートをするリバースオーダーで行われた第2走行では、13番の西崎純郎&エクスキャリバー号(岡山乗馬倶楽部)がクリアラウンドし、総減点(第1・第2走行のトータル減点。以下同)4をキープ。先に走行を終えていた総減点9の鈴木嘉憲&コンコルドⅡ号(Bell Stable)、総減点10の増山誠倫&グランドキャニオン 号(小山乗馬クラブ)、総減点12の片山 篤&藤丸K号(徳島乗馬倶楽部)をかわして、首位に立つ。
14番の草薙達也&クラバット号(座間近代乗馬クラブ)は総減点12、15番の髙田耕平&エクリプスファンデンヘングステンポール号( STABLE HORSE POWER)は総減点9で優勝争いから脱落。さらに、第1走行をクリアラウンドしていた3人馬も、17番の木原康弘&エスクリーノ3号(Master Horse)が総減点9、森 裕悟&CRNヴィクトル号(乗馬クラブクレイン東京)、川口大輔&サムライブルー号(ライディングクラブフジファーム)が総減点5で走行を終え、西崎には及ばない。
しかし、同じく第1走行でクリアラウンドしていた最終20番の鯨岡啓輔&エリオットVI号(東関東ホースアンドハウンド)が渾身の走行で見事にダブルクリアラウンドを達成。唯一の総減点0で悲願の全日本障害飛越選手権を初制覇を成し遂げ、優勝賞金120万円を獲得した。