[アジア競技大会2018/Asian Games 2018]
現地時間20日、インドネシアのジャカルタにて、アジア競技大会2018の馬術競技が開幕した。障害馬術競技は27〜30日の4日間にわたって実施されるが、そこに向けて、過去の大会における日本代表の成績を振り返っておきたい。馬術がまだまだマイナースポーツの域を出ない日本ではあるが、アジアの舞台では以前から好成績を上げ続けている。はたして、今大会ではいくつのメダルを獲得できるか。1998年バンコク大会以来、10年ぶりの個人戦・団体戦W制覇はなるか。日本代表に大きな期待が集まる。
個人戦 過去成績
●日本は過去3大会で個人金メダル獲得
個人戦は過去8大会で実施され、日本は1986年ソウル大会の戸村 崇(日本)、1994年広島大会の桑原広之進(日本)、1998年バンコク大会の菅野 仁(日本)と3大会連続で金メダルを獲得。個人金メダル3つはアジア競技大会における最多記録となっている。日本以外ではサウジアラビアが2つ、クウェート、フィリピンが1つの個人金メダルを獲得している。
●日本のメダル獲得総数は9つ
個人戦における日本のメダル獲得総数は、金メダル3つ、銀メダル3つ、銅メダル3つのトータル9つ。アジア競技大会史上、個人戦で4つ以上のメダルを獲得しているのは日本のみ。日本に次ぐ成績を残しているのはサウジアラビア、クウェート、韓国の3カ国でそれぞれ3つのメダルを獲得している。
●直近2大会はサウジアラビア勢が連覇
直近2大会では、2010年広州大会のラムジー・ハマド・アルデュハミ(サウジアラビア)、2014年仁川大会のアブドゥラ・アル・シャーバトリー(サウジアラビア)とサウジアラビア勢が金メダルを獲得。なお、シャーバトリーはFEI世界馬術選手権大会2010に出場し、個人銀メダル獲得という偉業も成し遂げている。
●日本は前回大会で個人銀・銅メダル獲得
2014年仁川大会では、平尾 賢(日本∕エンゼル乗馬クラブ)&ウラノ号が銀メダル、杉谷泰造(日本∕杉谷乗馬クラブ)&アヴェンツィオが銅メダルを獲得した。なお、林忠寛(北総乗馬クラブ)&ロレットクラシック号は22位、宇都宮誉司(日本∕成田乗馬クラブ)&トゥーシェパス号は予選敗退という結果に終わっている。
団体戦 過去成績
●日本は過去に団体4連覇の偉業達成
団体戦は過去7大会で実施され、日本は1986年ソウル大会、1994年広島大会、1998年バンコク大会、2002年釜山大会と4大会連続で金メダルを獲得している。アジア競技大会史上、3つ以上の団体金メダルを獲得しているのは日本のみ。日本以外では、サウジアラビアが2つ、カタールが1つの団体金メダルを獲得している。
●日本は前回大会で団体銅メダル獲得
4連覇の偉業を達成した日本だったが、2006年ドーハ大会、2010年広州大会ではメダル獲得ならず。代わって、サウジアラビアが2大会連続で団体金メダルを獲得。2014年仁川大会では3大会ぶりのメダル獲得となったが、金メダルのカタール、銀メダルのサウジアラビアに次ぐ銅メダルだった。なお、サウジアラビアは2012ロンドン五輪でも団体銅メダルを獲得。オリンピックにおけるアジア勢のメダルは、この銅メダルのみ。
アジア競技大会2018 障害馬術競技日程
8/27(月) | 障害馬術競技 個人・団体1次予選 |
8/28(火) | 団体戦 決勝第1ラウンド∕個人戦 2次予選第1ラウンド 団体戦 決勝第2ラウンド∕個人戦 2次予選第1ラウンド |
8/30(木) | 個人戦 決勝第1ラウンド 個人戦 決勝第2ラウンド |