[FEIヨーロッパ選手権2021/FEI European Championships]
現地時間1日、FEIヨーロッパ選手権2021(開催地:ドイツ/リーゼンベック)2日目に行われた団体戦1次予選 兼 個人戦1次予選(スピード&ハンディネス競技/150cm)にて、デビッド・ウィル(ドイツ)&Cヴィアー号が個人首位、ペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&キャッチ・ミー・ノットS号が個人2位、ダグラス・リンデロウ(スウェーデン)&カスコ・ブルー号が個人3位につけた。
個人戦1次予選
65人馬が出場した個人戦1次予選では、36番目にスタートを切ったダグラス・リンデロウ(スウェーデン)&カスコ・ブルー号が73.99秒の好タイムでフィニッシュ。フランク・シャッター(オランダ)&ライオネルD号がマークしていたトップタイムを更新して、首位に立つ。
後続も、世界ランク2位でFEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)&レオーネ・ジェイ号、42番のオリヴィエ・ロバート(フランス)&ヴィヴァルディ・デ・メノー号、50番のエドゥアルド・アルバレス・アズナール(スペイン)&レジェンド号などが好走を見せるが、タイムはいずれも74秒台でリンデロウには及ばない。
しかし、54番、2020東京五輪・2016リオデジャネイロ五輪個人銀メダリストであり、FEIヨーロッパ選手権2017個人金メダリストでもあるペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&キャッチ・ミー・ノットS号が72.58秒でフィニッシュ。一番時計を1秒以上更新して、堂々首位に躍り出る。
ところが、64番のデビッド・ウィル(ドイツ)&Cヴィアー号がそのタイムをさらに1秒近く更新する71.66秒でフィニッシュ。会心のパフォーマンスで個人戦首位に立ち、初のヨーロッパチャンピオン戴冠に向けて好スタートを切った。なお、世界ランク4位で2012ロンドン五輪個人金メダリストのスティーヴ・ゲルダ(スイス)は14位、同ランク8位のケビン・スタウト(フランス)は23位スタートとなっている。
<減点計算式>
走行タイムに係数0.50をかけた数値の最も少ない選手(首位のデビッド・ウィル)を減点0、他の選手は首位の選手との数値差をそれぞれの減点として加算される。
個人 順位 |
選手 | 計算式 | 減点 |
1位 | デビッド・ウィル (ドイツ) |
タイム71.66×係数0.50=35.83 |
減点0 |
2位 | ペダー・フレデリクソン (スウェーデン) |
タイム72.58×係数0.50=36.29 36.29(2位のポイント)-35.83(1位のポイント)=0.46 |
減点0.46 |
3位 | ダグラス・リンデロウ (スウェーデン) |
タイム73.99×係数0.50=37.00 36.99(3位のポイント)-35.83(1位のポイント)=1.17 |
減点1.17 |
※4位以下も同じ計算式で減点を換算
PHOTO:©FEI