マーティン・フックス(スイス)がロレックスグランプリを制覇/ジャンピング・インターナショナル・デ・ディナール2021

海外障害馬術競技会

[ジャンピング・インターナショナル・デ・ディナール2021/CSI5* Dinard ]

現地時間18日、ジャンピング・インターナショナル・デ・ディナール2021(開催地:フランス/ディナール)最終日に行われたロレックスグランプリ(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、マーティン・フックス(スイス)&コナー70号が優勝。2位にデニス・リンチ(アイルランド)&クリステッロ号、3位にクリスチャン・アールマン(ドイツ)&クリントレクソZ号が入った。

第1走行

出場44人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は1番、世界ランク2位でFEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)&コナー70号。続く2番のエドワード・レヴィ(フランス)&ウーノ・デ・セリシー号も減点0でフィニッシュし、早々とジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク13位のケビン・スタウト(フランス)&ブルガリエ・デンガンドゥ号、同ランク16位のデニス・リンチ(アイルランド)&クリステッロ号、クリスチャン・アールマン(ドイツ)&クリントレクソZ号、ロレンゾ・デ・ルカ(イタリア)&ニュアンス・ブルーVDM Z号、ヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&グラマー・ガール号の5人馬がクリアラウド。ジャンプ・オフはトータル7人馬で争われることになった。

なお、世界ランク1位のダニエル・ドイサー(ドイツ)は減点5、同ランク3位で2012ロンドン五輪個人金メダリストのスティーヴ・ゲルダ(スイス)は減点9、4位でLGCT2013・2014チャンピオンのスコット・ブラッシュ(イギリス)、8位のマックス・クーナー(オーストリア)は途中棄権に終わり、第1走行での敗退が決まった。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターのマーティン・フックス(スイス)&コナー70号が第1走行に続いてのクリアラウンド。いきなり42.67秒の好タイムを叩き出し、後続の人馬にプレッシャーをかける。

2番目のエドワード・レヴィ(フランス)&ウーノ・デ・セリシー号は減点8。3番目のケビン・スタウト(フランス)&ブルガリエ・デンガンドゥ号、4番目のデニス・リンチ(アイルランド)&クリステッロ号はクリアラウンドするが、タイムはスタウトが44.22秒、リンチが42.83秒でフックスには及ばない。

さらに、5番目のクリスチャン・アールマン(ドイツ)&クリントレクソZ号、6番目のロレンゾ・デ・ルカ(イタリア)&ニュアンス・ブルーVDM Z号もクリアラウンドをきめるが、アールマンが43.30秒、デ・ルカが45.58秒で一番時計の更新はならず。

そして、最終7番目のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&グラマー・ガール号は減点4で走行を終えたため、マーティン・フックス(スイス)&コナー70号が見事にロレックスグランプリを制覇。優勝賞金125,000ユーロ(約1,617万円)を獲得した。

PHOTO:© Jumping International de Dinard / Pixels Events