[ロイヤルウィンザーホースショー2021/CSIO5* Windsor]
現地時間4日(日)、ロイヤルウィンザーホースショー2021(開催地:イギリス/ウィンザー)最終日に行われたロレックスグランプリ(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、ベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号が優勝。2位にスティーヴ・ゲルダ(スイス)&ヴェナード・デ・セリシー号、3位にマーティン・フックス(スイス)&クルーニー51号が入った。
第1走行
出場28人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、1番のハリー・チャールズ(イギリス)&ボルサト号。続く2番のウィリアム・ウィテカー(イギリス)&ガルトゥール号も減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、世界ランク2位で2012ロンドン五輪個人金メダリストのスティーヴ・ゲルダ(スイス)&ヴェナード・デ・セリシー号、同ランク3位でFEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)&クルーニー51号、4位でLGCT2018・2019チャンピオンのベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号、ヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&キング・エドワード号、ローラ・クラウト(アメリカ)&バロウティヌエ号など8人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル10人馬で争われることになった。
なお、世界ランク5位のケント・ファリントン(アメリカ)は減点1、同ランク6位でLGCT2013・2014チャンピオンのスコット・ブラッシュ(イギリス)は減点8で走行を終え、いずれもジャンプ・オフへ駒を進めることはできなかった。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、7番目のスタートを切ったマーティン・フックス(スイス)&クルーニー51号が36.87秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていたヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&キング・エドワード号、ハリー・チャールズ(イギリス)&ボルサト号らのタイムを上回り、首位に立つ。
しかし、8番目のベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号が35.15秒でクリアラウンド。フックスのタイムを3秒以上も更新する会心のパフォーマンスで堂々首位に躍り出る。
そして、9番目のスティーヴ・ゲルダ(スイス)&ヴェナード・デ・セリシー号、最終10番目のロレンゾ・デ・ルカ(イタリア)&ニュアンス・ブルーVDM Z号もクリアラウンドをきめたが、タイムはゲルダが35.92秒、デ・ルカが37.54秒で、いずれも一番時計には届かず。
以上の結果、ベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号が見事にロレックスグランプリを制し、優勝賞金125,000ユーロ(約1,640万円)を獲得した。
PHOTO:© Rolex/Kit Houghton