[ハブサイド・ジャンピング2021 ウィーク2/CSI5*Grimaud]
現地時間20日、ハブサイド・ジャンピング2021 ウィーク2(開催地:フランス/グリモー)最終日に行われたハブサイドグランプリ(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、ケント・ファリントン(アメリカ)&ガゼル号が優勝。2位にジュリアン・エパイヤール(フランス)&ユージュアル・サスペクツ・ダージュ号、3位にニコラス・デルモット(フランス)&イレックスVP号が入った。
第1走行
出場38人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、1番のアンジェリーク・リューセン(ドイツ)&アラック・デュ・セニョールZ号。続いて、10番のマリー・デモンテ(フランス)&ヴェガ・デ・ラ・ロシュ号が減点0でフィニッシュし、この時点でジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、世界ランク5位のケント・ファリントン(アメリカ)&ガゼル号、同ランク11位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2018チャンピオンのビージー・マッデン(アメリカ)&ガラント号、12位のジュリアン・エパイヤール(フランス)&ユージュアル・サスペクツ・ダージュ号など10人馬がクリアラウンド。トータル12人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。
なお、世界ランク2位で2012ロンドン五輪個人金メダリストのスティーヴ・ゲルダ(スイス)、同ランク13位のクリスチャン・アールマン(ドイツ)、20位のマックス・クーナー(オーストリア)、FEI世界馬術選手権大会2018個人金メダリストのシモーネ・ブラム(ドイツ)は減点4、世界ランク8位のダーラ・ケニー(アイルランド)は減点8で走行を終え、いずれもジャンプ・オフ進出を逃した。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、8番目のニコラス・デルモット(フランス)&イレックスVP号が44.04秒でクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていたブライアン・バルシガー(スイス)&トゥウェンティトゥー・デ・ビッシュ号、マシュー・ビロット(フランス)&ケル・フロウ13号らをかわして首位に立つ。
9番目のビージー・マッデン(アメリカ)&ガラント号は規定タイムオーバーの減点2でフィニッシュし、バルシガーには及ばない。しかし、10番目のジュリアン・エパイヤール(フランス)&ユージュアル・サスペクツ・ダージュ号が42.30秒でクリアラウンド。堂々首位に躍り出ると、11番目のシモン・ドレストア(フランス)&ベルラックスZ号も減点0でフィニッシュするが、一番時計を更新することはできず。
そして、いよいよ最終12番目のケント・ファリントン(アメリカ)&ガゼル号がアリーナへ。大きなプレッシャーがかかる中でスタートを切った人馬だったが、一番時計をわずか0.35秒だけ更新する41.95秒でクリアラウンド。見事にハブサイドグランプリを制し、優勝賞金50,000ユーロ(約654万円)を獲得した。
PHOTO:©Hubside Jumping