マイケル・ペンダー(アイルランド)がグランプリ1.50mを制す/2023ヴィラモウラ・アトランティックツアー ウィーク1

ヴィラモウラツアー

[2023ヴィラモウラ・アトランティックツアー ウィーク1/CSI3*VillaMoura]

現地時間29日、2023ヴィラモウラ・アトランティックツアー ウィーク1(開催地:ポルトガル/ヴィラモウラ)最終日に行われたグランプリ1.50m(標準障害飛越競技238.2.2/150cm)にて、マイケル・ペンダー(アイルランド)&HHSカライス号が優勝。2位にオリバー・フレッチャー(イギリス)&ハロー・ウィリアム号、3位にオーレリアン・リロイ(フランス)&クロックセル・ド・ブレニャック号が入った。

第1走行

出場31人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、6番のアイザック・ケタリッジ(イギリス)&ガレリウス号。続いて、9番のメル・タイセン(オランダ)&フロリダ・バリアNL号減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、マイケル・ペンダー(アイルランド)&HHSカライス号、ガイ・ウィリアムズ(イギリス)&アーニー・オブ・グリーンヒルZ号、オリバー・フレッチャー(イギリス)&ハロー・ウィリアム号、マンス・タイセン(オランダ)&ハロー号、オーレリアン・リロイ(フランス)&クロックセル・ド・ブレニャック号、クロエ・アストン(イギリス)&フラビー・ヴァン・デ・ヘレ号など11人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル13人馬で争われることになった。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、7人馬がクリアラウンド。そのうち、トップタイムの32,99秒をマークしたマイケル・ペンダー(アイルランド)&HHSカライス号が見事にグランプリ1.50mを制し優勝賞金13,150ユーロ(約185万円)を獲得した。

続いて、オリバー・フレッチャー(イギリス)&ハロー・ウィリアム号が減点0、34,28秒で2位、オーレリアン・リロイ(フランス)&クロックセル・ド・ブレニャック号が減点0、34,77秒で3位、ウィリアム・フレッチャー(イギリス)&ヴァレント号が減点0、35,20秒で4位、クロエ・アストン(イギリス)&フラビー・ヴァン・デ・ヘレ号が減点0、35,44秒で5位に入った。

HHSカライス号はアイルランド産のアイリッシュスポーツホース種(11歳牡馬)。2018年よりマイケル・ペンダー(アイルランド)とコンビを組み、2020年にポルトガルとオランダのCSI2*でグランプリ優勝、2021年にポルトガルのCSI3*でグランプリ優勝、2022年にLGCT 第12戦・ファルケンスワールト大会(CSI5*GCT Valkenswaard)、第15戦・リヤド大会(CSI5*GCT Riyadh)でグランプリ優勝という好成績を上げている。

PHOTO:© VillaMoura Equestrian Centre

CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。