[2022フジホースショー・オータムグランプリ／日本馬術連盟公認4*競技会]
2022年9月1日（木）～9月4日（日）の4日間にわたり、2022フジホースショー・オータムグランプリ（開催地：御殿場市馬術・スポーツセンター／静岡県御殿場市）が開催され、大会3日目にはFEIワールドカップ 日本リーグ・富士大会（CSI1*-W Fuji／大障害）、最終日には大会メイン競技のフジオータムグランプリ（中障害A）と中障害B・C・D各クラスのファイナル（決勝競技）が行われた。各競技の優勝人馬および競技結果は以下の通り。
フジ中障害飛越競技Bファイナル
－優勝－
中島妃香留＆ダイワシュガー号
（中島トニアシュタール）
19人馬が出場したフジ中障害飛越競技Bファイナル（標準障害飛越競技 238.2.2／130cm以下）では、2人馬がジャンプ・オフに進出。一騎打ちとなったジャンプ・オフでは、38.95秒でクリアラウンドした中島妃香留＆ダイワシュガー号（中島トニアシュタール）が見事に優勝を飾り、賞金7万円を獲得した。
対する鯨岡啓輔＆アルテミス号（ペガサス乗馬クラブ）も減点0でフィニッシュしたが、タイムは40.37秒で及ばず。惜しくも2位に敗れた。以下、第1走行で減点4だった5人馬はタイム差により、福島 章＆アフロディーテZ号（STAR HORSES）が3位、竹田善朗＆オトコギマサムネ号（月ヶ瀬乗馬クラブ）が4位、大会2日目・3日目のフジ中障害飛越競技Bを連勝していた佐藤 泰＆縁祥号（明松寺馬事公苑）が5位となっている。
ダイワシュガー号（中島トニアシュタール）は北海道産のサラブレッド種（15歳牝馬）。2012年より日本馬術連盟公認競技会に参戦し、全日本ジュニア障害馬術大会2021でのヤングライダー障害飛越選手権優勝、全日本障害馬術大会2020 PartⅡでの内国産障害飛越競技決勝優勝、国民体育大会2019 での少年トップスコア競技優勝、全日本障害馬術大会2016 Part II での中障害飛越競技D決勝優勝など、輝かしい成績を収めている。
フジオータムグランプリ
－優勝－
鯨岡啓輔＆エリオットⅥ号
（東関東ホースアンドハウンド）
15人馬が出場したフジオータムグランプリ（標準障害飛越競技 238.2.2／140cm以下）では、6人馬がジャンプ・オフへ進出。迎えたジャンプ・オフでは、3人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の33.80秒をマークした鯨岡啓輔＆エリオットⅥ号（東関東ホースアンドハウンド）が見事に優勝を飾り、賞金50万円を獲得した。同コンビは大会2日目、3日目のフジ中障害飛越競技Aも勝っており、このクラス完全優勝を達成している。
続いて、増山大治郎＆ア・ガール・ドゥ・シャヴァノン号（筑波スカイラインスティーブル）が減点0、35.98秒で2位、北井一彰＆BUＭヴィンセント号（BUM Equine）が減点0、38.13秒で3位、斉藤香奈恵＆ロビンソン号（乗馬クラブリバーサイドステーブル浜北）が減点4、41.40秒で4位、佐藤賢希＆慈龍号（明松寺馬事公苑）が減点4、42.99秒で5位に入った。
エリオットⅥ号（東関東ホースアンドハウンド）はベルギー産のホルシュタイナー種（17歳セン馬）。2021年より日本馬術連盟公認競技会に参戦し、全日本障害馬術大会2021 PartⅠで全日本障害飛越選手権を制したほか、まほろばサマーホースショー三木2022（3スター）でまほろばグランプリ優勝、ジャパン・オープン2022年度 第1戦（3スター）でBグレード決勝優勝、2021年度 第6戦（4スター）ではBグレード完全優勝（S&H・標準障害・決勝）、第5戦（3スター）でAⅡグレード決勝優勝、那須グランドホースショー2021（4スター）でフューチャーズカップ優勝など、輝かしい成績を収めている。
※写真はイメージです（御殿場市馬術・スポーツセンターでの競技風景）