[2021フジホースショー・オータムグランプリ/日本馬術連盟公認4*競技会]
2021年9月30日(木)~10月3日(日)の4日間にわたり、2021フジホースショー・オータムグランプリ(開催地:御殿場市馬術・スポーツセンター/静岡県御殿場市)が開催され、最終日には大会メイン競技であるフジオータムグランプリ FEIワールドカップ 日本リーグ・富士大会(CSI1*-W Fuji /大障害A)と中障害飛越競技A・B・C・D各クラスのファイナル(決勝競技)が行われた。各競技の優勝人馬および競技結果は以下の通り。
フジ中障害飛越競技Dファイナル
-優勝-
鯨岡啓輔&マディーライアン号
(ペガサス乗馬クラブ)
フジ中障害飛越競技Dファイナル(標準障害飛越競技 238.2.2/110cm以下)には41人馬が出場し、9人馬がジャンプ・オフ(優勝決定戦)へ。ジャンプ・オフでは、トップバッターの鯨岡啓輔&ジョルジオ号(東関東ホースアンドハウンド)が早々とクリアラウンド(減点0で走行を終えること)。37.06秒の好タイムをマークし、後続の人馬にプレッシャーをかける。
3番目の森 裕悟&Sグランツ号(乗馬クラブクレイン東京)も減点0で続くが、タイムは39.37秒と鯨岡には届かない。しかし、4番目、大会2日目のフジ中障害飛越競技Dを勝った鯨岡啓輔&マディーライアン号(ペガサス乗馬クラブ)が35.92秒でクリアラウンド。一番時計を1.14秒更新して、首位に躍り出る。
その後、3日目のフジ中障害飛越競技Dを勝った5番目の平川敬章&エネアド号(北総乗馬クラブ)、8番目の池田弘彰&ワイヴァーン号(OISO乗馬クラブ)、最終9番目の鯨岡啓輔&博雅号(東関東ホースアンドハウンド)がクリアラウンドしたが、いずれも一番時計を更新することはできず。
以上の結果、鯨岡啓輔&マディーライアン号(ペガサス乗馬クラブ)が見事にフジ中障害飛越競技Dファイナルを制し、優勝賞金5万円を獲得。続いて、鯨岡啓輔&ジョルジオ号(東関東ホースアンドハウンド)が減点0、37.06秒で2位、平川敬章&エネアド号(北総乗馬クラブ)が減点0、37.25秒で3位、鯨岡啓輔&博雅号(東関東ホースアンドハウンド)が減点0,37.77秒で4位、池田弘彰&ワイヴァーン号(OISO乗馬クラブ)が減点0、38.41秒で5位となった。
フジ中障害飛越競技Cファイナル
-優勝-
鯨岡啓輔&アンヴァル号
(乗馬クラブレアルネップ)
フジ中障害飛越競技Cファイナル(標準障害飛越競技 238.2.2/120cm以下)には20人馬が出場し、6人馬がジャンプ・オフへ。ジャンプ・オフでは、2番目の平川敬章&BUMアレーナディヴェローナ号(BUM Equine)が41.65秒でクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていた長田元吾&マエストロVG号(東関東ホースアンドハウンド)をかわして、首位に立つ。
3番目の山口真奈&ジュリアス・ファータ号(ヴィルタスライディングクラブ)も減点0で続くが、タイムは42.79秒。4番目の川口飛鳥&クラウディウス号(ライディングクラブフジファーム)は失権となり、いずれも平川には及ばない。
しかし、5番目の鯨岡啓輔&アンヴァル号(乗馬クラブレアルネップ)が41.28秒でクリアラウンド。一番時計を0.37秒だけ更新して首位に躍り出ると、最終6番目、全日本ジュニア障害馬術大会2021でチルドレンライダー障害飛越選手権を勝った浅川駿萬&晴喜号(静岡聖光学院)もクリアラウンドするが、タイムは41.66秒でわずかに届かず。
以上の結果、鯨岡啓輔&アンヴァル号(乗馬クラブレアルネップ)が見事にフジ中障害飛越競技Cファイナルを制し、優勝賞金7万円を獲得。続いて、平川敬章&BUMアレーナディヴェローナ号(BUM Equine)が減点0、41.65秒で2位、浅川駿萬&晴喜号(静岡聖光学院)が減点0、41.66秒で3位、山口真奈&ジュリアス・ファータ号(ヴィルタスライディングクラブ)が減点0、42.79秒で4位、長田元吾&マエストロVG号(東関東ホースアンドハウンド)が減点0、49.91秒で5位となった。
なお、大会2日目・3日目のフジ中障害飛越競技Cを連勝していた池田弘彰&ラパンドゥネージュ号(OISO乗馬クラブ)は第1走行を減点4でフィニッシュし、ジャンプ・オフに進めず。7位という結果に終わっている。
※写真はイメージです(御殿場市馬術・スポーツセンターでの競技風景)